仙台泉プレミアム・アウトレット店
ダブルのジャケット‼︎
こんにちは仙台泉プレミアムアウトレット店です。
アウトレットには入荷していないのですが、プロパーショップで展開しているダブルのブレザーはアウトレット販売スタッフの私も気になる商品です。
カノニコの生地、パットや芯地を極力省き、軽くてソフトな仕立てやダブルでありながら、フラップの無いパッチポケットの仕様。
そして縫製は日本製になっております。
ダブルのジャケットでありながら重くならない雰囲気はリモートワークやビジネスカジュアルの今の世情に合う商品ではないかと。
販売スタッフの私もかなり食指が動く商品であることは間違いないです。
ダブルのジャケットは最近好んで着用するのですが、弊社で購入したのは24年前まで遡ります。
90年代の後半に新宿三峰館で勤めていた頃に購入したものです。
当時はクラシコイタリアブームの真っ只中で三つボタンのジャケットが主流でした。
ブレザー以外のダブルのジャケットは珍しいと思い、つい購入した経緯があります。
実はこの24年前のジャケットは奇跡的にもまだ現役で着用しています。
買った後に当時三つボタンのスタイルが主流だったこともあり、何となく違和感を感じ殆ど着用せずに15年クローゼットに眠ったままでした。
15年間きれいなジャケットにたまに袖を通すもののサイズ感も変わっていた為、着用を断念していました。
8年位前にダブルのジャケットがイタリアのファッションスナップ等でよく見られるようになってきました。
市場にも少ないこともあり、クローゼットの奥で長く眠っていたジャケットを着る時期が来たかと・・・
肩パットを外し、サイズ感も少々調整して秋冬の時期に月に2〜3回のペースで着用し現在に至っています。
赤茶のザックリしたTESSUTI DI SONDRIO(テッスーティ ディ ソンドリオ)のイタリア生地、縫製は現BOGLIOLI(ボリオリ社)の前身ルーカスモーダ社。
六釦の二つ掛け、チェンジポケット付き。
現在の軽くて柔らかいイタリア生地のジャケットと比べるとやや重く感じますが、立体感のあるラペルや全体的なフォルムはイタリア縫製らしい味わいを醸し出しています。
当時Mitsumineではイタリアの工場を使い、SPA(製造小売)を仕掛けていたことはとても画期的なことでした。
最近、ファストファッションの対義語としてスローファッションと言う言葉をよく耳にします。
トレンドを追っかけて安価な洋服を大量生産し、ワンシーズンで着れなくなるような商品が多いファストファッションに対してスローファッションは長い間着られる上質な服を選ぶのが基本で環境にも優しいとも言われています。
奇跡的に残っていて、愛用している24年前のジャケット。
大事に扱えばまだまだ着れそうです。
洋服にも寿命がありますが、メンテナンスをしっかりしていけば長く愛用出来るものです。
※こちらをクリックすると洋服のメンテナンスについてのブログのリンクになっています。ブログ「メンテナンス①クリーニング編」より
もし、このジャケットを着ているスタッフがいましたら是非、お声を掛けて下さい(笑)
皆様のご来店を心よりお待ちしております。