仙台泉プレミアム・アウトレット店
2021
20
Jul
袖のまくり方。
こんにちは、ミツミネアウトレット仙台泉店です。

朝出勤時、自宅近くにて…
梅雨空から一転、抜けるような青空が広がり、いよいよ夏本番というところでしょうか。
気温も一気に上がり、毎日30度越えの真夏日が続いています。こんな時は迷わず半袖物をチョイスしますよね。
ただ、同じ暑い夏でもヨーロッパでは少し事情が違うようで、湿度が低い分カラッとしていて、日中でも陽射しを避けると暑さが和らぎます。そんなこともあり、夏でも長袖シャツを着る人が多いようです。
但し、袖口は必ずと言っていい程まくります。このまくり方に個性が見られ、そこに拘りがあるようです。是非真似てみたいですね。
今回は、この袖のまくり方についてのお話です。それではさっそく幾つかご紹介致しましょう。

まず、袖のボタンをはずします。

カフス分をまくります。


カフス毎、更にもう一回まくります。

完成。
一番シンプルなまくり方です。

更に一手間。
シンプルにまくった上で、更に前の部分を半分まくります。袖口にニュアンスが生まれます。

完成。
袖口が細く見え、スッキリしました。
別のまくり方です。

カフスを一気にまくり上げます。

袖先から1〜2回、丁寧にまくります。まくる分量や回数は自由裁量です。

完成。
袖裏の柄が覗いて、アクセントが出ます。

更に一手間。
覗いている柄部分を下向きに折ります。

完成。
柄のアクセントは消えますが、折り下げた部分にニュアンスが生まれ、こなれ感が出ます。
まだ他にもまくり方はあると思いますが、何れにしても無造作感が大事ですね。
さて、最近良くテレビCMで木村拓哉さんをお見かけします。ファストフード店でのスーツ姿はとても凛々しく、我々スーツ屋としては彼のスマートなスーツ姿は嬉しい限りなのですが、一方で、栄養ドリンク剤のCMでの白シャツ一枚のシンプルな着こなしもぐっと目を引きます。
長袖シャツをキリッと腕まくり。木村さんのキャラクターそのままに、清潔感と誠実さが垣間見えます。そして、まくった袖口が狭くなる分、そこから覗く腕が引き締まって見え、そこに力強さが感じられます。これは半袖シャツでは演出出来ません。
まくった袖口を良く見ると、シンプルなまくり方では無く、きちんとニュアンスが施されていますね。一見無造作の様で、実はきちんと計算されているのです。今回最後にご紹介したまくり方ですね。
一見無造作に見えるさり気なさが、おしゃれに見せるコツなんですね。
おしゃれをするにも、技術がいるのです。
夏はもちろん気軽に半袖で良いのですが、長袖を粋にまくってみせるのもおしゃれですよ。是非チャレンジしてみてくださいね。
スタッフ一同、心よりお待ち致しております。