仙台泉プレミアム・アウトレット店
2020
09
Apr
フィッティング(fitting)ーファッション小話4ー
こんにちはアウトレット仙台泉店です。
4月5日にTBS系列で「下町ロケット総集編」が放送になりました。
池井戸潤氏の小説は読み易く面白いのですが、当時このドラマは小説の出版とほとんどタイムラグが少ない方法で放映された画期的な手法でしたので特に記憶に残っています。
もうひとつの見どころとすればアパレルで長年スーツを販売している私からみても、劇中の吉川晃司さんのスーツ姿がやたら目に刺さりました。
銀髪と渋い演技と共に、あのスーツ姿の格好良さは世間でも話題となりました。
主役の阿部寛さんは元メンズノンノのモデルでスーツ姿も素敵でした。しかし、一流企業の帝国重工の部長と中小企業の佃製作所の社長という役柄を差し引いても吉川晃司さんのスーツ姿のほうが個人的には格好が良いと思いました。
あの若かりし頃、水球で鍛えた肉体のスーツのサイズを考えてみました!
ネット等の情報を色々と分析してみると吉川晃司さんの身長は180cm弱、体重75kg、肩幅50cm、胸囲に関しては120cmという伝説がありますが、体重から考えても100cm前後でしょう。
あのスーツの絞り具合と体重から考えて見ても胴囲は80cm前後でヨーロッパサイズで50(LL)ドロップ9くらいのかなりの逆三角形ではないかと想定出来ます。
(あくまで想定ですが…)

ドロップ寸とは上着の絞りを意味し、『(胸囲ー胴囲)÷2=ドロップ』になります。
一般的にドロップ8,7が細身体型、6は標準体型、5〜3は肥満体型である。(JIS企画とは計算式が異なります)
職業病と言われても仕方ないのですが、格好良くスーツを着ているドラマや映画の登場人物の着こなしのセンスやフィッティングは気になってしまうものです(笑)
フィッティング(fitting)の定義は
1.調整。整備。
2.(仮縫い)の着付け。寸法合わせ。
という意味ではありますが、大まかにはお客様の体型に商品を合わせる(fit)こと全般に使える言葉として考えても良いでしょう。
長年、販売員として勤めているとお客様に商品をfitさせる「目寸法」というものが養われます。
目で見てお客様の体型を把握して、客様におおよその近似値の既製服のサイズを提案していきます。
これが出来ないと話しにならない為、販売スタッフは自店の商品を試着することや購入することで体で商品のサイズ感や型紙を覚え、実際の販売経験をすることで目寸法の精度を養っていきます。
その目寸法を基本にすることによって、身長や体重、ウエストや体形などを教えて頂ければ本人がその場にいないギフトの提案なども可能なのです。
ただし既成服の近似値を提案する為、時にはサイズが合わないことや修理が必要なこともあります。
ギフトの提案などがありましたら、気軽にスタッフに申し付け下さい。

尚、プロパーショップMitsumine ではブログで紹介した商品の購入をお電話にてご注文が可能です。
スタッフが対応致しますので、詳細やサイジングなどお気軽にご相談ください。